08.30.04:09
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01.07.13:54
HD環境
え~、ブログをこの仕様にしてから初めてのハードネタ。ハードと言ってもアッチやソッチの方面のハードじゃなくて”器機”の事っすな。
我が家には所謂HDMIの恩恵とも言うべき1080P環境ってのが無かったわけですが、年末にもう七十代も半ばの親父が、呑み仲間の電気屋の誘いに乗って、テレビとレコーダーをセット買いさせられたって事件がありましてね、まー年寄の冷や水だろうと「年金だ恩給だ期待できてる世代はいいよな~」とか嫌味混ぜつつ聞き流してたんですが、いざブツが届いてみるとパナのビエラの37型フルHDとブルレイDIGAのBW800の組み合わせで驚いた。素で驚いたよ。腐ってもこういう映像器機が好きな私の環境は未だに1080i/720P環境ってーのに、爺がいきなり1080P環境ですよ。因みに私の持ってる環境だと、アクオスのハーフHD32型液晶に1080P出力不可のBW700、もしくはシャープのDLPプロジェクター(D4)にPS3って環境でして、音方面はともかく映像方面では爺に完敗です(笑。コッソリ交換してやろうかと思ったがビエラリンクが結構便利らしく、可愛そうなので止めておこう(汗
でね、はてさて1080Pってのはそんな騒ぐほど凄いのかと、これら親父殿の買った器機に試しに手持ちのBDからスパイダーマン3辺りを再生してみたんですが・・・
大して変わらん(殴
いや~やっかみ入ってんのも有るんかも知れないですがw、フルHDとハーフHDでプログレとインターレスという違いなわけですが、元が精細なので480のプログレとインターレスん時と違って、1080だとプログレとインターレスの差って、40インチくらいのモニターじゃ大して判らんですな。PJで拡大すると結構違ってくる気がするんですが、それよりもHDMI接続によるSD映像のアプコンの方が効果が判りやすいです。っつーかね、やはりこのアプコン機能、HDMI限定ってのが腹立ちますな。金出して機械買って”やって”るのはユーザー側なのに、なんでメーカー(っつっても映像媒体の方だけど)の都合で制限を受けなきゃイカンのか、知的所有権がどうとか頒布権がどうとか充分理解はしてるけど、なんかデジタル化に便乗してアナログビデオデッキの時に排斥されたはずの業界オレ様ルールがなし崩し的に導入されてというインチキさに腹立ちます。
ダビング10もなんだかユーザーそっちのけで業界内でガチャガチャしとる訳ですが、
放っておいても物が売れるという計算ですか?w
ユーザーは完全になめられてますよ。どんなルールも客がブツを買わねば話が始まらんだろうに、それを差し置いて訳のワカランルールで雁字搦め、結局便利なはずのデジタル器機が非常に使いにくい物になってしまうというワケワカメな話になっとるのが現状で、この状況下でHDメディアをDVD並の普及率にってなぁちゃんちゃらオカシイ話です。
因みに、うちの親父殿、BDがどうのとかHDMIがどうのとか全然判らないらしいんですが、番組表をチェックするだけで予約OK!息子が溜め込んでるDVD資産を見放題!ビエラリンクでリモコン操作楽々~!ってのが気に入ったらしい。今までアナログビデオデッキ使ってた爺さんですから
DVDって綺麗だなー。地上デジタルとかBSデジタルとかってのも綺麗だね~。
とSDもHDもクソもミソも一緒くたですよwww世の中そんなもんです。環境的に親父に完敗とはいえ、まだまだ慌てることはないっすなと自分に言い聞かせております。
01.03.02:06
トランスフォーマー
新年一発目はマイケル・ベイの「トランスフォーマー」。企画にはスピルバーグも絡んでるって事で昨夏話題になった作品。劇場で見ようと思ったんですが、毎度お馴染みの如くタイミングが合わず見逃しました。でも年末にパッケージ版が出たので、目出度く自宅で鑑賞出来やした。
トランスフォーマーってのは、元々は日本が誇る玩具メーカーのタカラが企画したミクロマン関連のフィギュアを、アメリカの玩具メーカーが自国内で売るに際して、1/20スケール程度の人型ロボだけでは弱いと思ったのか、独自のアレンジを加えて、車や飛行機など子供が飛びつきそうな大型アイテムが派手なロボットに変形する「トランスフォーマー」として売り出したのが起源らしいです。そういう意味では、日米共同開発ってニュアンスもあるんだけどね。要するに子供向けアイテムな訳ですが、これをガスガスと売って商売するには、アニメストーリーを仕立ててタイアップ展開するに限ると登場したのが、80年代半ばのアニメ「THE TRANSFORMERS(戦え!超ロボット戦士トランスフォーマー)」。気が付けば20年以上のロングランシリーズとなっており、昔見ていた世代がオッサンオバハンになったところで、今度は新たにトランスフォーマー・バイナルテックというアダルトな玩具(と言ってもそっち方面じゃないよ)として商品展開され、機は熟したとばかりに最新映像技術を駆使して制作されたのが本作って事らしいです。
そんなわけで、ウリはストーリーと言うよりロボの変形にあるわけでして、実際どうでもいいストーリーに物凄いCG映像の嵐という組み合わせの作品。主演は「コンスタンティン」でキアヌ・リーブスの相棒役だったシャイアン・ラブーフ。スピさんお気に入りらしいですが、イマイチ華はない気が。ヒロインはミーガン・フォックスという考えようによっては新人とも言える女優さん。そこはかとなくエロティシズムはあるんだけど、かといってこれまた華がないと言えばそんな感じ。かといって売れ線の華がある役者を使うと、特撮関係の予算を圧迫しかねないのがSF作品って事でしょうか。
で、ウリのロボの変形ですが、コレは流石に大したものです。物凄く複雑な変形機構が、実に細かく流麗に描かれています。見てて気持ちいいくらい。米国GM車が「オレんとこの車以外変形させるなってばよ~」とか言ったらしく、車系で変形するのが悉くGM車ってのが残念ですが、戦車やヘリや戦闘機までガコンガコン変形してくれて、それだけで充分楽しめます。なーーーんも考えなくて良いってのは、それはそれで悪いこととは思いませんので、買って損したってのは全然ナシでした。大体、カマロやらF22が変形してロボになってペラペラ喋ってアメリカンジョークまで飛ばすってんだから、感情移入がどうとかは無理な話ですしw
一作目が売れたら全三部作にしちゃおうぜ計画で、実際一作目は結構な興行成績を上げたんで、多分三部作構成で今後展開されるんじゃないですかね?
あ、最後に、今年も宜しくお願いします(←誰に言ってる?)
12.28.01:01
ガキ帝国
「パッチギ」の井筒監督の大昔の作品。俺ちゃん的には「犬死にせしもの」で今井美樹を脱がせた『流石はポルノ出身!』な監督な訳ですが、実はこの人の作品は好きではなかったりします。でも、この「ガキ帝国」は別格。当時漫才ブーム全盛期で人気爆発中だった紳助・竜介が主役だからと言って侮る無かれ。所謂”大阪ヤンキー物語”でもいろんな意味でリアルです。
リュウ(紳助)・ケン(趙方豪)・チャボ(竜介)の三人が主人公。大阪ミナミのホープ会とキタの北神同盟がヤンキー勢力争いを繰り広げる中、少年院から出院したリュウが母校を訪ねてみると、仲間が北神同盟の構成員からカツアゲされた話を聞き、ケンとチャボを引き連れてお礼参りをしちゃったことで、図らずもホープ会vs北神の争いに巻き込まれていく。
また、少年院でリュウと意気投合した在日のコは、出院後北神に入会。どんなに殴られても折れないド根性から「あしたのジョー」とあだ名され、ヤクザの小野(横山パンチこと上岡竜太郎)からも一目置かれる。小野は暴力団神竜会の組員であり、北神同盟は裏で神竜会とも繋がっていたのだった。
リュウ・ケン・チャボの三人は、ホープ会と北神同盟のどちらにも属さず、そのくせケンかを見かけると面白がって介入し、争いを一層混迷させていくのだが、北神同盟が勢力をミナミに大きく拡大した頃、ホープ会の会長をリュウたちがノしてしまい、両者のバランス関係が崩れかける。しかし、ホープ会の残党が会再生の奇策を思いつくのだが・・・
1967年(昭和42年)という、俺ちゃんさえ生まれる前の時代設定。製作自体は1981年なんですが、違和感を殆ど感じません。大阪のヤンキー黎明期の「ああ、ほんとにこうだったんだろうなぁ」という妙なリアリズムに、在日朝鮮人のプライドや血縁より強い友情物語などを、物語を飽和させることなく見事に融和させていて、敢えて言うならドキュメンタリータッチを感じる作品になってます。
本作の特筆すべき点は、先述の通りリアリズム。巷では「芸人を多数採用したことによる素人劇」とか「抑揚が無い」等々言われる向きもあるようですが、所謂「ヤクザ映画」や「不良映画」にありがちな過度な演出は控え、怒り・悲しみ・不安といった若者の抱える感情を生々しく描いていて、派手さはないけど大阪的濃さは満載の作品です。ラストシーンでケンが居酒屋で「ビール一本」という台詞を吐くシーンが有るのですが、他愛のないこの台詞一つが、物語を最後まで追いかけてきた鑑賞者に対しての率直な要求の様に思えて妙に可笑しかったです。
余談ですが、横山パンチと升毅がこれまた素晴らしい(笑。
12.20.21:31
BAD SANTA
ジョエル&イーサンのコーエン兄弟の作品だっつーんで予備知識も持たずに観賞したんですが、思いの外面白かった。元々「ファーゴ」とか「ビッグ・リボウスキ」とか大好きなんですが、そういうのとはちょっと一線を画すテイストです。言われないとコーエン兄弟作品じゃなくファレリー兄弟作品と間違えそうです。
ビリー・ボブが演じるのは、クリスマスになると現れるサンタコスのオッサン”ウィリー”。ウィリーは、見かけこそ”サンタクロース”な訳ですが、毒舌・デイドランカー(大酒飲み)・子供嫌いで女好きでデカ女フェチという変態という設定。っつーか、素のビリー・ボブと同じなんじゃネェか?かのアンジェリーナ・ジョリーとの離婚の原因が酒とSEXの頻度が凄まじくてアンジーが付いていけなかったって事だったらしいし(笑。
で、まぁ、このウィリーの行動が面白いんですよ。女見つけりゃ何時でも何処でも突っ込んじゃうし、子供見つけりゃ無駄に虐待するし、話しかければ嫌味300%の毒舌で返すし、真っ昼間っから酔っぱらってそこら中でゲロゲロやってます。子供が御菓子食べたりお婆ちゃんが椅子に座ってくつろいだりしてる直ぐ外で、連れ込んだ姉ちゃんとパコパコやっちゃって
「おおー!いいわー!サンタいいわー!(Fuck Me SANTA!)」
とかやってるヴィジュアルは或る意味シュールw。でもやっぱり、ウィリーの見かけは立派なサンタ(笑。実は彼は、クリスマスを狙ってデパートなどで盗みを働く大泥棒ってのが素顔でして、見かけはサンタでも中身は反対方面な訳です。そんな彼が、ある日一人の少年と出会います。少年の名はキッド(べたやなw)。彼は有名な公認会計士の息子なんですが、父親が汚職で逮捕起訴され、以降は大邸宅で独りぼっちで過ごしてます。デブで鼻水でバカ正直でいじめられっ子という、アメリカ映画に出てくる典型的ヘタレキャラ。子供嫌いvsサンタ萌えが出逢ったとこからが物語の本番でして、最初は単なるブラックコメディーと思わせておいて、実はとってもハートフルなサンタ映画になってるところも何となくファレリー兄弟っぽい気もするけど。
クリスマスに奇跡が起きるなんて話は、アチラの国の作品では良く描かれるネタですが、本作では序盤~中盤のブラックなテイストと終盤の心温まるテイストとのコントラスト差で奇跡感を煽ってる様ですね。手法としても面白いと思いましたが、途中まで「大丈夫か?コレ」と見るものに不安を与えておいて、最終的には「面白かった」と言わせてしまう纏め方は流石だナーって思いました。なんと言ってもキャスティングが絶妙。ビリー・ボブは演技なのか素なのか判らないくらいに填っちゃってましたし、キッド役の少年の存在感も素晴らしい。途中からはビリー・ボブさえ食っちゃう熱演?でありました。
12.16.01:27
シンプルプラン
前回の蜘蛛男3に続いてサム・ライミの作品「シンプルプラン」を鑑賞。
今作はスコットBスミス原作の超ベストセラー同名タイトルミステリーの映画化作品でして、公開当時は話題になりましたね。もう随分前にリリースされた作品ですが、国内DVDコレクターには最悪のパッケージングと言うべき東宝からのリリースでした。今でこそ価格は洋画系他社と同じ程度になりましたが、当時は頒布権を盾にユーザーをバカにしたようなコストパフォーマンスの悪さが際立ってたんですよね。このDVDも発売当初にまともなライナーノーツさえ付属しないDVDを渋々6300円の価格設定で購入せざるを得ませんでしたが、その後も廉価仕様などは出ずに、未だに6300円仕様を入手せざるを得ないというのが何とも悲しい。「マスク」や「セブン」の様に、とっとと版権を別会社に移して欲しいところですね。
主演はビル・パクストン。共演はビリー・ボブ・SEX中毒ソーントンとブリジット・フォンダ。え?ブサイクの起用は?って思ったら、映画化に際して原作者のスコット氏が、かなりディープに介入したらしく、ライミのキャスティング趣味は全開にならなかった模様。ちなみに、主演はパクストンなんですが、印象度といい演技力といい、ちょっと足りない兄貴役のビリー・ボブが主役を食ってる気がします。
ハンクとジェイコブの兄弟と彼等の友人ルーの三人は、ハンク達の親の墓参りに出かけた際、墜落したらしい軽飛行機の残骸に偶然出くわします。残骸の中にはパイロットの死体と440万㌦という大金が有りまして、「こんな金はきっと麻薬取引なんかの黒い金に違いないから戴いてしまおう」って話になるんですが、額がでかすぎるから暫く様子を見て、金の素性が黒い金であることが判明したら山分けしてしまおうって事に。ところが、ハンクがカミさんに事の事情を話しちゃったところから話がおかしくなっていきます。最初は「落ちてた金を猫ババする」ってだけの”シンプルなプラン”が、雪だるま式に大きなトラブルへと変化していくって話です。
「結末が読めない」とか「意外な犯人が」とかパターンで面白さを演出するような物語ではなく、どちらかというと「人が罪を犯すときは悪い偶然が重なって犯さざるを得なくなるものだ」って話でして、そういう意味ではコーエン兄弟の「ファーゴ」みたいなテイストのサスペンスとも言えますな。そういやあれも雪がバックヤードだったな~。
DVDを買ってから、ずーーーっと何故か見る機会を逸してまして、偶々棚を見ていて「あ、そういやこれ見てなかった」なんて事になり、今頃になって鑑賞しましたが、もっと早く見ておけば良かった。原作者が脚本にも絡んでくれてるお陰で、原作のテイストを壊すことなく見事に映像化してくれています。
こういう良作が、ドアホなメーカーのドアホな商売によって、ユーザーが手にしにくいってのは何とも不幸な話です。東宝って、洋画に関しては特に、良作のパッケージソフトを殺してくれるので今も昔も困ったメーカーだなと再認識してしまったり(笑