04.29.13:27
[PR]
01.25.01:47
いい加減にして欲しい話
近日発売予定のラインナップの中に
「EX MACHINA APPLE SEED」というアニメーション作品と「バイオハザードⅢ」ってのが有るわけですが、この二つ、次世代DISKと呼ばれるHDメディアでもリリースされるのですが、そのリリースの形態が非常に
よろしくない。
どのくらい宜しくないかというと、ジェシカ・アルバがどこかのボンボンに孕まされたとかのレベルと同等かそれ以上（？）
先ず「EX MACHINA」だが、メーカー公式発表だと
プレミアムエディション→DVD版本編＋HD-DVD版本編 10,000円
通常版→DVD版本編 4,000円
の二形態"のみ"のリリースでBD版ではアナウンス無し。
「バイオハザードⅢ」だと
通常版→DVD版 4,000円
1～3同梱トリロジーDVD版→6000円
1～3同梱トリロジーBD版→13000円
という形態ではあるが、HD版、この場合BD版は単品販売が無い上にHD-DVD版はアナウンス無し。
結局ね、所謂フォーマット競争の煽りでBD環境かHD-DVD環境か何れかしか持たないユーザーは、選択した環境によってはHD版が買えない訳です。「EX MACHINA」だとHD-DVD版しか出ない上に、入手するには同じ作品のDVD版を抱き合わせさせられて10000円も出さなければならない。「バイオ3」だと今度はBD版しか出ない上に三本パックのトリロジー版を13000円も出して買わないと手に入らない。百歩譲ってHD-DVD版かBD版かどちらかしか出ないってのは、現在の市場の状況から仕方ないとしても、不要なる物と抱き合わせでなければ手に入らないというのは、メーカー側の事情の押し付けでしかないでしょう。HDメディアに固執するマニアならともかく、気に入ってはいるけど既にSDのDVD版で所有してるタイトルを買い直すほどには考えていないユーザーも多いわけですし、北米の様に安価な設定ならともかく、HDってだけでユーザーをバカにしたような高価なプレミアム設定をしている日本の状況で、このパッケージング設定と価格には正直憤りを覚えます。
そんなに拘りがないならDVD版買っとけば？ってのも一理あるが、本来あったはずの選択肢を選ばせて貰えない所が腹立つ。北米では
EX MACHINA BD単体版
EX MACHINA HD-DVD/DVD同梱版（BD版と同価格）
RESIDENT EVIL 3(バイオ3) BD単体版
とHD版でもちゃんと選択肢が有るわけです。北米版にだけ直リンク貼るのは、日本版に対する嫌味からであるが、販売形態にも腹立つなら価格にも腹立つ物を感じる。ともかく日本のユーザー市場がまだ黎明状態ってのもあるだろうけど、「HD版＝高価なプレミアム版」というDVD版に対する対比状態では、DVDに取って変わっての普及という事を推し進めようという業界の意識に疑問を感じると言っては流石に言い過ぎ考えすぎか？
で、今のところの考えとしては、「バイオ3」に関しては巷での評価が前二作に比して著しく劣ることと、既に1も2もDVDで所有してること（ただしBDトリロジー版の「バイオ2」は4分長尺なEXT.verなんだけどね）、まぁ単体はDVDしか出ないならDVDで良いかと。
で、「EX MACHINA」は日本語音声が入るなら送料足しても断然北米版BD仕様の方が安く上がるのでそっちにしようかと。ただし、アマゾンの仕様説明では音声が英語のみになってるのが気になります。Fantasiumの方では日本語/英語になってんですけどね。日本のメーカーが茶々を入れて、北米版を買う意味をスポイルさせるって話は、随分昔のクライテリオン版黒沢作品が突如リージョンFREEからリージョン1限定に変更された時代から、先頃のブレードランナーBOXにてファイナルカット版以外の日本語字幕がすべてオミットされた件などから見て無い話じゃないので、早々に注文入れる前にもう少し情報を集めたいところです。
ちなみに、HD映像で両作を楽しむと言うことでの日米での価格比較で言えば
日本
EX MACHINA プレミアムBOX 10,000円＋バイオ3トリロジー13000円＝23000円
北米
EX MACHINA BDorHD-DVD仕様 35＄（3850円）＋バイオ3BD仕様 39＄（4290円）＝74＄（8140円）
およそ三倍近いのコスト差となる。アマゾン価格だと
日本＝7615円＋9472円＋送料0＝17087円
北米＝24＄＋27＄＋送料EMS12＄＝63＄（6930円）
でやはり三倍近い差が出る始末（※＄は全て1＄＝110円で計算）。
日本版で単体版が出れば、このHD映像で両作を見る為の最低限のコストも差が大幅に縮まるんですが、その選択肢を端から奪われてる状況に、私はやはり少なからず憤りを感じます。
何時の時代もユーザーが置き去り（怒）。
PR