05.14.17:08
[PR]
12.20.21:31
BAD SANTA
そろそろ巷はクリスマス。ティム・アレン主演の映画「サンタクロース」シリーズに胸くそ悪さを覚える邪鬼系な私にとってはどうでもいいクリスマスですが、こういうのは結構好きとばかりに紹介するのが、ビリー・ボブ”SEX中毒”ソーントン主演の「BAD SANTA」。
ジョエル&イーサンのコーエン兄弟の作品だっつーんで予備知識も持たずに観賞したんですが、思いの外面白かった。元々「ファーゴ」とか「ビッグ・リボウスキ」とか大好きなんですが、そういうのとはちょっと一線を画すテイストです。言われないとコーエン兄弟作品じゃなくファレリー兄弟作品と間違えそうです。
ビリー・ボブが演じるのは、クリスマスになると現れるサンタコスのオッサン”ウィリー”。ウィリーは、見かけこそ”サンタクロース”な訳ですが、毒舌・デイドランカー(大酒飲み)・子供嫌いで女好きでデカ女フェチという変態という設定。っつーか、素のビリー・ボブと同じなんじゃネェか?かのアンジェリーナ・ジョリーとの離婚の原因が酒とSEXの頻度が凄まじくてアンジーが付いていけなかったって事だったらしいし(笑。
で、まぁ、このウィリーの行動が面白いんですよ。女見つけりゃ何時でも何処でも突っ込んじゃうし、子供見つけりゃ無駄に虐待するし、話しかければ嫌味300%の毒舌で返すし、真っ昼間っから酔っぱらってそこら中でゲロゲロやってます。子供が御菓子食べたりお婆ちゃんが椅子に座ってくつろいだりしてる直ぐ外で、連れ込んだ姉ちゃんとパコパコやっちゃって
「おおー!いいわー!サンタいいわー!(Fuck Me SANTA!)」
とかやってるヴィジュアルは或る意味シュールw。でもやっぱり、ウィリーの見かけは立派なサンタ(笑。実は彼は、クリスマスを狙ってデパートなどで盗みを働く大泥棒ってのが素顔でして、見かけはサンタでも中身は反対方面な訳です。そんな彼が、ある日一人の少年と出会います。少年の名はキッド(べたやなw)。彼は有名な公認会計士の息子なんですが、父親が汚職で逮捕起訴され、以降は大邸宅で独りぼっちで過ごしてます。デブで鼻水でバカ正直でいじめられっ子という、アメリカ映画に出てくる典型的ヘタレキャラ。子供嫌いvsサンタ萌えが出逢ったとこからが物語の本番でして、最初は単なるブラックコメディーと思わせておいて、実はとってもハートフルなサンタ映画になってるところも何となくファレリー兄弟っぽい気もするけど。
クリスマスに奇跡が起きるなんて話は、アチラの国の作品では良く描かれるネタですが、本作では序盤~中盤のブラックなテイストと終盤の心温まるテイストとのコントラスト差で奇跡感を煽ってる様ですね。手法としても面白いと思いましたが、途中まで「大丈夫か?コレ」と見るものに不安を与えておいて、最終的には「面白かった」と言わせてしまう纏め方は流石だナーって思いました。なんと言ってもキャスティングが絶妙。ビリー・ボブは演技なのか素なのか判らないくらいに填っちゃってましたし、キッド役の少年の存在感も素晴らしい。途中からはビリー・ボブさえ食っちゃう熱演?でありました。
ジョエル&イーサンのコーエン兄弟の作品だっつーんで予備知識も持たずに観賞したんですが、思いの外面白かった。元々「ファーゴ」とか「ビッグ・リボウスキ」とか大好きなんですが、そういうのとはちょっと一線を画すテイストです。言われないとコーエン兄弟作品じゃなくファレリー兄弟作品と間違えそうです。
ビリー・ボブが演じるのは、クリスマスになると現れるサンタコスのオッサン”ウィリー”。ウィリーは、見かけこそ”サンタクロース”な訳ですが、毒舌・デイドランカー(大酒飲み)・子供嫌いで女好きでデカ女フェチという変態という設定。っつーか、素のビリー・ボブと同じなんじゃネェか?かのアンジェリーナ・ジョリーとの離婚の原因が酒とSEXの頻度が凄まじくてアンジーが付いていけなかったって事だったらしいし(笑。
で、まぁ、このウィリーの行動が面白いんですよ。女見つけりゃ何時でも何処でも突っ込んじゃうし、子供見つけりゃ無駄に虐待するし、話しかければ嫌味300%の毒舌で返すし、真っ昼間っから酔っぱらってそこら中でゲロゲロやってます。子供が御菓子食べたりお婆ちゃんが椅子に座ってくつろいだりしてる直ぐ外で、連れ込んだ姉ちゃんとパコパコやっちゃって
「おおー!いいわー!サンタいいわー!(Fuck Me SANTA!)」
とかやってるヴィジュアルは或る意味シュールw。でもやっぱり、ウィリーの見かけは立派なサンタ(笑。実は彼は、クリスマスを狙ってデパートなどで盗みを働く大泥棒ってのが素顔でして、見かけはサンタでも中身は反対方面な訳です。そんな彼が、ある日一人の少年と出会います。少年の名はキッド(べたやなw)。彼は有名な公認会計士の息子なんですが、父親が汚職で逮捕起訴され、以降は大邸宅で独りぼっちで過ごしてます。デブで鼻水でバカ正直でいじめられっ子という、アメリカ映画に出てくる典型的ヘタレキャラ。子供嫌いvsサンタ萌えが出逢ったとこからが物語の本番でして、最初は単なるブラックコメディーと思わせておいて、実はとってもハートフルなサンタ映画になってるところも何となくファレリー兄弟っぽい気もするけど。
クリスマスに奇跡が起きるなんて話は、アチラの国の作品では良く描かれるネタですが、本作では序盤~中盤のブラックなテイストと終盤の心温まるテイストとのコントラスト差で奇跡感を煽ってる様ですね。手法としても面白いと思いましたが、途中まで「大丈夫か?コレ」と見るものに不安を与えておいて、最終的には「面白かった」と言わせてしまう纏め方は流石だナーって思いました。なんと言ってもキャスティングが絶妙。ビリー・ボブは演技なのか素なのか判らないくらいに填っちゃってましたし、キッド役の少年の存在感も素晴らしい。途中からはビリー・ボブさえ食っちゃう熱演?でありました。
PR
- トラックバックURLはこちら