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   劇場そっちのけで、DVD/BDや衛星放送を利用して映画を家で見るという、およそ映画ファンとしては許すまじき趣向を重んじるブログです。

05.15.18:09

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02.01.23:27

2001

51jYA7Mv32L._SS400_.jpg 今夕WOWOWで放送があったらしい「2001年宇宙の旅」。放送自体はスッカリ逃したんですが、そもそも年末に「ブレードランナー」のBOX購入時に一緒に買ってた北米版BDを「そういや」っつー感じで引っ張り出して鑑賞。カミさんも一緒に見始めましたが途中で爆睡してました(笑。なんぼ字幕殆ど不要な作品といえど、日本語吹き替え版でも眠りに誘われてしまう作品ですから仕方ないところか。

 それほどフリークじゃないんですが、人並みにこの作品は好きです。DVDでは国内版のキューブリックコレクション仕様と北米版のスペサルコレクター仕様を所有してましたが、HV仕様もついウッカリ逝ってしまいました。

 今更ですが、この作品は私が産まれるよりも更に前に作られた作品です。私はS44年産まれで本作はS43年製作の作品。アポロ月面プロジェクトの真っ直中に、未来への夢をモッコリ盛り込んで製作されたSF大作であり、アーサーCクラークとキューブリックのコンピレーションで産まれた重厚且つ難解な物語でもありますが、40年近く経過した今見ても、考証的な古さはともかくとして、卓越した映像センスはHV解像度でも全く破綻しません。
 流石に冒頭の類人猿のシーンは、高解像度の影響で特撮丸出しになっちゃってるんですが、それ以外は本作特有の鑑賞者を引き摺り込む映像が健在。っつーか家庭での鑑賞としては過去最高レベルか。

 オーケストラのサウンドも素晴らしい筈ですが、我が家の環境では堪能できず残念。PCMで収録されてるんでデコード出来りゃいいんすけどね。

 久しぶりに最後まで見ましたが、何度見てもラストの「木星と無限」のパートの意味が判りません(笑。知識としてボーマンがモノリスに取り込まれスターチャイルドとして輪廻転生するってのは知ってるんですが、そうした知識無しに見るのであるならば、一体何を示唆する映像だったのか、未だに納得しうる結論に至っていません。つか、キューブリックという人物のキャラから考えれば、固定化した結論に至ってはイカンのかも知れませんな(笑

 意味は判らないのですが、反面このパートの木星の描写は大好きです。人類は木星どころか月でさえアポロプロジェクト以降まともに行けないまま2001年を迎えてしまいましたが、お陰でこの40年も前の作品に未だに夢を見ることが出来ます。LD版→DVD版→北米特別版DVD→BD版とパッケージの変遷を追うように、まんまと担がれて買っちゃってる馬鹿な私ですが、本作に限っては、買い換える度に新しい発見が有るんですよね。そういうのを不朽の名作というのかも知れません。
 
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